トップ > > 【修理も致します...が‼】・・・・(2018年8月)
タイトルprefix

【修理も致します...が‼】・・・・(2018年8月)

  

貴金属(プラチナ・金・銀のみを言う)は、失しさえしなければ永遠の存在デス‥‥と日頃言っているので、修理も喜んでお受けするつもりでいますが、ホームページ上のお問い合わせには、「指輪のサイズ直しは幾ら掛かりますか?」という類のシンプルなものが多く、「素材はなにか?」「リング幅とリング厚がどの位か?」「サイズ何番を何番に変えたいのか?」ということが解らないので、まずその質問をかくことで時間が掛かり、書いても返事のない人が多く、現物を見ないでの見積もりは難しいと言える。
当店に直接お持ち頂く方々には、見積り表を見て頂いて納得頂いているが、写真【A】【B】の様な事もある。


【A】サイズ直しPT900指輪加工3本=¥16,800+消費税     ※ 正面高い部分が修正箇所

【A】は、結婚・婚約リングの女性用サイズ11をサイズ13に、男性用結婚指輪はサイズ14をサイズ16にサイズ上げする事に。
結婚指輪は、当時流行ったレーザー仕上げで模様が有り、二段になって薄い縁が着いている。
PT900を足してサイズを上げただけではその箇所は目立ってしまう為、手加工で模様を施し薄い縁もつけた。
婚約リングは裏側の文字彫りを消さない為に、〝PT900〞の刻印部分でサイズ修正し、刻印を打ちなおすという工夫をして加工代の節約をした。


【B】PT900指輪サイズ2番上げ+PT900指輪地金込み加工代1本=¥5,800+¥12,846+消費税

【B】は、「母から頂いた指輪をサイズ直しして使おう!」という依頼で、二本共サイズ11をサイズ15に広げる事になった。
サイズ直しをする部分をチェックすると、太い方のリングは厚みが0.4ミリで、すでに折れ曲がりが有る。
かつて、嵌めっぱなしだった指輪を抜こうとして指に刺さった人の指輪を切断した時、その厚みは0.6ミリだった。その経験をお話して、「リングの厚みが1.0ミリある部分(リング直径よりやや下位)で切り落とし、それにPT900地金を加えて、下側の厚みを1ミリにし、幅も少し広げた方が安全かつ嵌めやすいと思います‥‥」とお話させて頂いた。



オリジナルジュエリースタジオ-工房ゆりーこ