お母様から頂いたパール､「長くて出番が無いので、二人の娘にも分けてあげたい･･･」とお持ち頂いた。長さを測ってみたら、充分３本のネックレスと３組のピアスかイヤリングも出来ることが分かった。
娘様達は、お二人共細身だそうなのでネックレスは全長38ｃｍに組んで、PT900のピアスにした。残りはお母様のネックレス（45ｃｍ）とイヤリングになった。

おじいさまが生前プレゼント下さったチェーンとパール５個を、長い間使わずにどうしたら良い物か？と思案していたところ、たまたまケーブルテレビをご覧になって、「あー、ここに頼もう!!」と、思って下さったらしい。
地肌にするチェーンは汗をかくのでしたくないそうで、太いチェーンを溶かして加工、パール５個を留めてピンブローチにする事に、細いチェーンは外れ防止の飾りに使うことをご提案。コイン付のチェーンは長くして洋服の上から使う長さに加工。おじいさまに喜んで頂けると喜んで頂けた。

去年タヒチパールをお求め頂いた義姉のＫ様から聞いた･･･、ということで、「葬儀用のパールが欲しいのですが･･･」とお電話頂いた。
タヒチパールは、一般にブラック(黒)と言われているが、色々な黒が有り大きさも様々で顔に当てて見ないと、合う物が一人一人違う。
Ｎ様はネックレスを組むと６個余り、イヤリングとピアスを加工した。

フィリピン旅行で求めたとおっしゃるパールの２点セット。｢タイピンはすぐ壊れ、カフスのデザインが好きで無い････」と、ケーブルテレビを見てご来店下さった。
「カフスのデザインが好きで無い理由は？」とお聞きすると、｢角だから････」という。せっかくなので、手加工一点物でどこにも無い、飽きが来ないデザインを時間を掛けて考えた。
タイピンはカフスより大玉なので、針の部分のみの加工、金具チェーンの外れ防止の為、チェーンの上下二カ所の丸環をPt900に交換してロー付けした。

タヒチ黒パール(9*11.9)39ピースの連をお買い上げ下さった。
10ミリの玉を2個外し、ブラ下がるタイプの金具を使用したイヤリングを加工した。
その他はオールナット組で1個1個の間を全部縛り、長年経って糸が切れても1個しか落ちない様にしてある。

タヒチ黒パール(10*12)39ピースの連をお買い上げ下さった。中央脇の11.5ミリ玉で指輪を創ることに･･･。
パールリングの場合、指の節を通った後クルクルと回ってしまう場合が多いので、リング腕をＶ字型にして手との接触面を多くし回らないいようにした。
イヤリングはブラ下がるタイプの金具を使用10.2ミリ位を加工した。

タヒチパール連オールナット組＋SV金具イヤリング	＝	￥318,500 ＋ 消費税
タヒチパール1個PT900で指輪加工	＝	￥151,011 ＋ 消費税

（制作NO　29043）のＩ様、更に使用していない指輪を持参。
｢指輪に留めてある赤い石を使ってイヤリングを作って下さい･･･」という事で、このイヤリングも預かっているPT850ﾁｪｰﾝを使って加工することになった。
この赤い石はテーパーカットという形で、イヤリングのデザインを考えるのに一苦労、加工も手間がかからざるをえない石であった。
が、それだけに手造りの一品物の風格漂う面白い物になった。
もうひとつのご依頼品、ブティックで購入したというピンク系の天然石とビーズの混じった少し奇抜なロングネックレス。
似合わない色をはずしてＩ様が使用できるよう、上品な感じに組み直した。

葬儀時の使用の為というご希望で、タヒチパール連(9.1*10.7ﾐﾘ、45ピース)をご購入頂く｡
スマートな体型ゆえ、全長38ｃｍの長さがベストなので、中央部分の近くの玉で指輪を創り、末端から７個目位の玉でイヤリングをつくることに･･･、それでもまだ４個の玉が残った。
そして、手持ちの「白いパールの指輪もデザインを替えてほしい･･･」と使わないネックレスもご持参。
白と黒二つの指輪を白のリング枠(PT900指輪）とネックレス(PT850）を使用して加工した。

タヒチパール連 + （糸組・金具・イヤリング加工）	＝	￥152,350 ＋ 消費税
白と黒二つの指輪加工代 + ダイヤ留め代	＝	￥99,958 ＋ 消費税

左右の厚みが違うトルコ石のヘッドと、使用していないパール玉５個をご持参で、「何とかなりませんか････？」という。
トルコ石のヘッドが年齢的に貧相となり、使わないパールを加算してリフォームしたい････という事である。
しかし、パールの個数が足りないのとパールの色が黄色っぽいので、当店の在庫に有るブラックパールを追加させて頂いて、ご予算上｢シルバーで創った方が････」とご提案させて頂いた。

Ｍ様が毎日嵌めていたというダイヤ１個入りリングは、年月でリングが歪み手のひら側もすり減っていた。
ダイヤもよく外れなかったと思われた。
逆にもう一つの一文字の指輪は､｢母親に頂いた物で、全然使わなかった！」という。
ご要望は「二本を使って、一本のリングにして下さい･･･」ということで、ダイヤの個数分の留め代も必要となり、地金の分量も預かり分では足りなくなると予想されたので、ご予算に合うようデザインの工夫をした。

ご両親から頂いたという指輪と金歯を持参で､｢指輪を創りたいのですが････」とご来店。
見ると、左薬指には小粒ダイヤが入った細めの結婚リングをなさってらっしゃり、小指側の水かきまでの空きが大きい。
｢ならば、結婚リングと一緒に使えた方が良いでしょうね！？」「そうですね！」という事で結婚リングを預かることに･････。
「中指側は二本をピタッとくっつけるけど、小指側はこの様に下げた方が手が長く見えて美しい････」と説明し、二本の指輪の地金を溶かして創るダイヤ1個入りの指輪と、結婚指輪がセットされた状態を簡単に絵を描いてお見せする。
お父様の金歯は、地金レントゲンで"17金"位の分析が出たので、売却代が思ったより高く喜んで頂けた。

最近の葬儀では、黒っぽい真珠を使用する方が増えたという。
「親戚の人が入院していて･･･」とＩ様、｢高齢になると、肌がより白く見えて顔色が良く見えます･･･」と説明。Ｅ様の為に、お似合いそうな色のタヒチ産黒真珠をご用意させて頂き、お顔にあわせてお選び頂いた。
中央近くの1ピースを、PT900指輪に加工。1ヶ月後更に2個はずしイヤリングも加工、オールナット（玉の1個1個の間を縛っていく）で組み替えた。

タヒチ産黒真珠オールナット組連	＝	￥117,250 ＋ 消費税
PT900地金込み指輪制作代 ＋　SVｲﾔﾘﾝｸﾞ加工	＝	￥133,558 ＋ 消費税

「20歳のお祝いに、ベビーリングをヘッドにして、細いネックレスも付けて下さい・・・」とご来店。
「それとお揃いのイヤリングも創ってほしい！」と、もう使わなくなったご自分のピアスを、加工代の足しになるようにご持参された。

お母様から頂いたというオパールのリングをお持ち下さり､ヘッドを作りたいというご要望。
オパールの石が長いので、数日間デザインを描く時間を頂き見積もりも出した。
デザイン画を見て頂くと、大きさも丁度いいというお返事で、すぐリングの枠を溶かして手加工に入り、地金の残りは売却した。

４月に結婚式を控えていらっしゃるとかで、普段に使えるデザインにしたいとご要望。
ダイヤは１.0183と大きい。見本を色々嵌めて頂いてゆっくり検討なさり､Ｖ地型のものをお選び下さった。
結婚式が終わってからも､どんどん使用してほしいと思います。

昨年のはじめに､立爪の婚約指輪と使用しないリング･イヤリングの３点を合わせて､薬指から小指の下がりに沿って斜めに収まる普段に使える指輪を､リフォーム下さった。
今年は「その指輪と一緒に使えるヘッドを････｣というご依頼である。
0.873キャラットのダイヤの上下に､外した小粒ダイヤのうち同じ大きさの物とサファイヤを配置した。
ちょっと面白い形になったが､Ｓ様の明るく気取りのないお人柄には､良くお似合いで、良かった!!
有り難うございました。

お母様の立て爪リングダイヤ0.34ctを,すでに購入済みの結婚リングに合う様にリフォームしたいとご来店。
結婚リングが真っ直ぐなので、真っ直ぐなリングにし、ダイヤが目立つように、細い線のテクスチュアがあるリングにした。
ダイヤ枠は、結婚リングと一緒に2本重ねて使用しても、間を開けずピタッと重なる様にセッティングしてあります。

「立て爪リングを使わないでいたのではもったいない････｣とご夫婦でリフォームの相談に来店。
「シンプルなヘッドにしたい･･･」という決定はもうなされていたので、他の使わないものも売却した場合は、どの位の予算で出来上がるか？ということでご相談。
まず、立て爪枠の地金を溶かしてヘッド枠を手加工し、その残り地金と２個のリングを売却することになさり、プラチナチェーンの購入に充てられた。

｢このブローチと､結納返しに嫁がくれたこのタイタックで、孫に････｣と、ヘッドをリフォーム依頼頂く。
お孫様が自治医大病院に医者として就職が決まったので、形の残るお祝いを差し上げたいという御祖母様の優しいお心と喜びが言葉のはし端から感じられた。
御祖母様が買われたというブローチの大きな石が、お若い女性に溶け込むようダイヤ部分を可憐な雰囲気にさせて頂きました。

長角のエメラルドが留めてあるPT850のリングは、リングの中央真下部分が細く、しかも薄くなった為にリングが歪み折れ曲がっていた。その為、上部の飾り下の部分から徐々に細くなっているリングを切り落とし、その地金にプラチナを加えて、リング幅を変えず厚みも1.0ミリのままで作り替えた。
もう一本のPT900の月甲丸も､リングの下部は見るからに薄くなっており厚みを計測すると0.6ミリしかなかった。なので、溶かしてプラチナを加え、幅は細いが厚みが1.5ミリある、お似合いなバランスのリングに作り替えた。